緒川たまき@『JIN〜仁』

久しぶりに緒川たまきちゃんをテレビドラマ『JIN〜仁』で拝見。
去年の舞台『2番目、或いは3番目』以来です。

藩主の奥方様として登場。
奥方様には首に大きなこぶがあって、
それを治してもらうというお話でした。
こぶはゲンコツくらいの大きさで、
あの役を演じるのは気合いがいったはず。

それでいて、立ち振る舞いも間の取り方も落ち着きがあって、
堂々たる奥方さま。
台詞のひとことひとことがとてもクリアで凛としてて高貴!
心の動きも微妙な表情の変化で伝わってくる。

あっぱれです。感動しました。

劇団四季『Wicked』5回目☆

■日時:2011年5月8日(日)13:00
■会場:キャナルシティ劇場
■キャスト:山本貴永(グリンダ)、江畑晶慧(エルファバ)
      北澤裕輔(フィエロ)

よし、お目当て決めたぞ。
涛フィエロが去ってからお楽しみが半減…。
お目当てさんがいるのといないのとでは
お楽しみが全然違うのよ。

今日はね、初めての良席。
2列目センターです。
今週末、中間試験の長男と観劇。いいのか〜!?

さすがにこれだけステージが近いとイメージが全然違ってくるの。
これまでのC席だと、オペラグラスのぞきながらも、
全体のストーリーを楽しむ状況で、
アンサンブルさんの確認が全くできてなかったの。
2列目だと、お話というより役者さんの表情とか表現に目がいく。

そして、かわいい男の子発見☆
先日のリハ見で質問コーナーにも登場した斎藤准一郎くんです。
ダンサーさんなのかな。ダンスシーンは結構いい位置についてます。
でも、正直、ダンスはそこまで目をひくものではない…。
ごめんなさい。
やっぱりsasaには常に、最高峰のシャオチャンが頭にあるので。
でも、とにかくお顔がかわいらしいの。
残念ながらパンフレットの写真はよくないなあ。
実際はくるくるパーマとシズ大学の制服がよくお似合いよ。
きょとんとした目も愛らしい。
エルファバたちのやり取りにいちいち反応する様子もかわいい♪

で、大役はチステリー。
アンサンブルさんの中でも大事な役なのは嬉しいけど、
あの仮面かぶるから、かわいいお顔が見えなくて残念。

今日は斎藤くんの登場シーンチェックに追われました。
チステリー前後は出られないので、
エメラルドシティにも出て来ません。

北澤フィエロはやっぱり個人的に苦手。
お顔が小室哲哉に見えてしまうのと、
ときどき台詞が悪代官になるし、
大好きな『人生を踊り明かそう』ですぐ息切れするし、
「そいつが〜マーイラーイフ♪」の最後なんて声切れたし。

そして常に安定してるのがモリブル先生。
表情豊かで歌も上手、個性的でいいわあ。

斎藤くん、カテコでは上手最後方で、
左手にチステリーのかぶりものを持って登場します。
みんなにバイバイする時はチステリーの頭を振ってましたよ。

先輩ママ☆

今日は地域のソフトボール大会。
朝、軽く顔だけ出して、
でも、今日書きたいのはソフトのことではなくて、
そこで保育園の時のママ友に久しぶりにお会いしたの。
長いこと、保護者会の会長さんをやっていて懐が大きく、
一般役員のsasaを何故かとてもかわいがってくれていて、
いつもチュー♪して愛してくれてたママです。

最近ほら、sasa、子育てにお悩み多しじゃない?
男の子3人のママで、一番上は今年から高校生だから
ちょっと今のお悩みを話してみたの。
すると、会長さんやるくらいだから親身になってくれる性格で、
ほんとはこれから仕事なのにいろいろ話してくれて。

「嘘を問いつめると、次々と嘘を重ねることになるから、
1つで止めとき〜。」
「そりゃあもう、腹立つよ。そんな時は台所行ってきゅうりを刻む。
気分を変えんとね。」

sasa「腹が立って『出て行きなさい!』って言ったことないと?」
先輩ママ「出て行かれたら探さないかんやん?
それ大変やけん、『出て行きなさい』は言わんようにしとるんよ」

確かに…。
出て行かれたら、結局かえって面倒なことになるもんね。

本音で話してくれて説得力あるのよねえ。
やっぱり相変わらず素敵なママだわ。

と、おしゃべりだけしてソフトの応援もせずに早々に退散。

だって・・・
お昼からはお楽しみだったんだもん♪

NHK ETV特集「アフガニスタン 永久支援のために〜中村哲 次世代へのプロジェクト〜

ちょっと前のことだけど、
録画していたNHKの番組を観ました。
中村医師は、もちろん学部は違うけど大学の大先輩なので
なにかと活動は耳に入り、気になっていたものの、
詳しい活動は知らなかったから。

よく「武力は武力では解決できない」っていうけど、
中村医師の考えは、ありがちな「話し合いで解決を」
なんていうキレイゴトではなく、もっと現実的な
地面にしっかり足をつけたものだった。

アフガンの人々の9割は農民である。
彼らが田畑で生活できるようにすること、
つまりは大干ばつにも耐え得る水路の確保
がアフガンを救う最大の道と考える。

テレビなどで戦乱シーンばかり見たり、
アルカイダの拠点であることばかり報道されると、
アフガンってなんだか危険人物の巣窟
みたいなイメージないかな?

でも、一般人のほとんどは農民で、
本来は田畑で生活していきたいのに、
干ばつのため、それができない。
家族を養うために傭兵になったり、タリバンに入ったり。

中村さんは、25キロに渡る用水路を計画します。
大型機械がなくても自分たちで修復ができるように、
ツルハシやスコップでの手作業が基本です。
作業の話を聞いて集まって来るアフガン人たち。
元タリバン兵もいます。
作業員たちには日当が支払われます。
25キロ、気の遠くなるような壮大な計画ですが、
これが完成すれば、以前のような田畑の暮らしに戻れることを夢見て
コツコツ作業は続きました。

2003年の計画開始から6年、2009年に開通。
廃村も次々復活し、農民たちが家族と戻ってきました。

「明日の民主主義より今日のパン」
概念や理論はいいから、この人たちが今日食べられるようにしてくれ。
食べられるようになればテロは自ずとなくなる。
が中村さんの信念です。

先日のビンラディン殺害でオバマ大統領は勝利を宣言し、
アメリカは沸いていました。

でも、9・11で息子さんを亡くされたお父様が
この10年間に何度もアフガンを訪れ、
子どもたちに文房具を送る活動をされているそうです。
教育を受ければ、子どもたちが状況を理解し、
環境が良くなり、テロはなくなるはずだと。
どんなにか悔しかろう方がこんな活動をされているのです。

支援につながるのがどちらなのか
答えは明らかな気がします。

ヒロシマ

広島といえば「原爆ドーム」。
こんな時期だし、立派な大人だし、子どもを育てる親だし、
核の問題についてちゃんと向き合わないとという思いが
自ずと生まれてきますね。

現地というものは、教科書で習ったり、
メディアで見聞きしたりするよりもずっとリアル。
実体験から話す語り部さんたちの訴えかける力は
とても強くて説得力がありました。

原爆ドーム前の語り部ボランティアさんの周りにも
大勢の人たちが集まって話を聞いていました。
原爆の後、アメリカが設置したABCC(原爆傷害調査委員会)
というとんでもない機関。
調査のみを目的とし、つまりは核兵器の人体実験。
治療には一切あたらない。
治療をすれば、アメリカの非を認めることになるから。

平和記念資料館の中でも多くのボランティアの方が
活動されています。
8月6日の様子も模型を使ってリアルに説明してくださいます。
爆撃の3日後には広島電鉄が運転を再開させたこと、
それが広島市民を大いに勇気づけたこと、
みんなお金なんか持ってないから無料で乗車させたこと、
だから広島は今でも路面電車を愛していること、
なども語られました。

よく、語り継ぐ人がいなくなることの危機感が言われるよね。
こういうことなのねって思った。
正直、展示資料は改訂されてない印象がある。
「核保有国」の展示なんてかなり古い情報だったし。
でも、語り部さんの力は不動。
そして、大人たちが真剣に聞いていたのも
「少なくとも自分たちが聞いておかなければ。
記憶を途絶えさせてはいけない」という
気持ちだったと思う。

子どもたちは、もちろん退屈そうにダラダラしてたよ。
せっかくの休みの日になんで社会科見学させられるん?って。
まあ、現時点で子どもがそう思うのは無理もないと思う。
sasaだって、小6の長崎への修学旅行の時、
原爆関連の施設まわったはずなのに、その記憶ないもん。

でも、社会的責任を持つ大人になると、
意識はまったく違ってくるもんだ。
子どもたちも今はわからなくても、きっと自分が親になった時に、
「あの時のお母さんの思いはこうだったんだな」ってわかると思う。
親ってきっとそんなもんだよね。