舞台『ローマ人の物語より〜カエサル』

◆公演日時:2010年10月23日(土)17:00
◆会場:日生劇場 2階I列上手サイド
◆演出:栗山民也
◆出演者:松本幸四郎、小澤征悦、小島聖、小西遼生、瑳川哲朗、
勝部演之、水野美紀、渡辺いっけい、高橋惠子

浮かれっぱなしの4日間から、
今日は頭冷やして、『カエサル』いきま〜す。
というか、いけないわ…。
ササ、『カエサル』撃沈です。
全然わからんやった…。

これ、確実にササの問題でしょう。
世界史の教養がない上に、予習もしてなかった。
塩野七生さんの原作は無理だとしても
いくらかは勉強しておくべきだった。
カエサルとブルータス、オクタヴィアヌスの関係も知らず、
観劇しながら頭の中で探るばかり。
ステージは遠いし、よくわかんないから
だんだん眠くなってきて…。

舞台は美しかったし、
きっと幸四郎さんは素晴らしかったのよ。
小島聖ちゃんは演技が単調なので好きになれないけど、
水野美紀ちゃんのコメディエンヌは愛らしかったはず。
でも、とにかく頭に入ってこなくて…。
ディスカウントでお譲りいただいたB席2500円だったのが救い。

ま、こういうのは相性もあるし、
好きな作品に巡り会うのはご縁ですから。
今回は残念っ。

ファンタ×王子

絶対こういうことあると思ってたのよね。
王子がファンタにご来場。
沙也加ちゃんブログで発見しました。

なんといっても自分の演じた作品だし、
タイミング的にも10月は行けそうだし、
いつか観劇するんじゃないかなって。

もう残り4日だし、この日でしたか…。
シャオチャンと王子もお話したのかなぁ。

『ファンタスティックス』まだ言い足りないこと

シャオチャンがふりかけてくれたキラキラ魔法の粉だよ〜♪
ササの宝物だよ〜♪

3日連続で『ファンタスティックス』の話だけど、
まだ話したいことがあるので、4日目もファンタ、
というかシャオチャンのお話ね。

まずは、大事な幕間のこと。
1幕が終わって、ステージ上のキラキラや葉っぱのお掃除が終わると、
奥からミュートが一人静かに竪琴を抱えて登場します。
上手階段横にチョコリンと腰掛けて、
竪琴を弾いてくれるの。
1日目、2日目は
「Try to remember」の
単音弾きバージョン、
和音弾きバージョン、
速弾きバージョン。

あんまり楽器は得意じゃないのか、
とても一生懸命弾いています。
その上、ちょっと間違えたりもする。
竪琴の弦と指をずーっと見たまま真剣☆

曲と曲の間では間がもたず、周りをきょろきょろ。
話しかけたお客さんがいたんだけど、
口に手を当てて「シ〜ッ」って。
ミュート(黙者)なのでしゃべれないんだって。

ゆうさんからの事前情報で、
ササは3日間とも幕間は階段前にスタンバイしてたけど、
1日目のオーディエンスは10人足らずと少なし。
ちょっと寂しいから、ミュートがんばれ〜!って気持ちで、
ササ、1曲ごとにしっかり拍手してたら
ミュート、にっこり微笑んでくれました。
2日目は少し人が増え、
3日目は始まる前からたくさん集まっていました。
ミュートは、弾くことに精一杯なので、
弾いている間に人が増えたことに気づかず、
弾き終わって目の前にいっぱいいるのを見て
目をパチクリンッ☆

そして、3日目はなんと☆新曲「雨が降る」が登場しましたよ。
ルイザも来てくれて、並んで座って歌ってくれてたら
一番盛り上がるところで音を外して、2人ともズルッ。
これもご愛嬌♪
ミュート、きっとがんばって練習してくれたんだよね。

あとはね、カテコの時だけど、
シャオチャンは下手から3番目が立ち位置で、
2日目のササのお席(最前列)の正面。
お辞儀から視線を上げる途中で、目が合っちゃった☆
って、ササが一方的にきゃあきゃあ喜んでても、
シャオチャンの方はにっこりしてくれるわけでもなく
無反応だったけどね。
カテコってさあ、ほとんどのお客さんは
センターの鹿賀さんとか万里生くんとかを見ているわけで、
端っこのシャオチャンを見つめ続けてる人ってなかなかいないのよ。
なので、シャオチャンも目の前に自分だけを見つめている
お客さんがいてびっくりしたと思う。

こんなグッズも買ってしまった…。
シャオチャンがついているのはこれしかなかったんだもん。
もちろん、右側のポスターと同じ絵柄の方が欲しくて買ったんだけど、
もう1枚入っていて、左側の万里生くんの裏は鹿賀さんのアップなの。
これはちょっと恥ずかしいかも…。

と、話は長くなりましたが、
とにかく、目が合ったとかそんなことだけでも有頂天の
楽しい遠征でした。
こんなに幸せにしてくれて、
シャオチャン、ありがとう♪

『ファンタスティクス』出待ち☆

まだまだ続くシャオチャン話。
今日は出待ちについてね。

3日間観劇したとはいえ、諸事情により、
出待ちできるのは1日目だけ。
それも最初オーチャードホール楽屋口と間違えてしまい、
ダッシュでコクーン楽屋口へ。
シャオチャン結構早めに出てくるって聞いてたし、
まさかもう帰っちゃったかも…と不安。
モトさんも矢部さんもささっと帰って行ったし…
40分くらいしても出てこない…グスンっ…

と、そこへ、
ミュートのイメージそのままに、
上下黒の皮のお洋服にキュートなお顔の
シャオチャンが出て来たよ☆
突然だったので、緊張する間もなく、
ササ、全く躊躇なく、即座に「あ、シャオチャン♪」と
声をかけて近づいていました。

シャオチャンすぐ振り向いてくれて
ササ「サインお願いしていいですか?」
に、背筋がピンとのびて首をこっくり動かす
いつもの上品な会釈で快諾。
ササが公演パンフとマジックを差し出すと
シャオチャン「どこに書きますか?」
ササ「表紙にお願いします。」
これ、ササは他の誰でもなく、シャオチャンのファンだよ!
という精一杯のアピールです。
公演パンフの表紙ちょっと凹凸があって書きにくいけど
ささっと書いてくれました。

何かしゃべらなくちゃ…
あ、そうだ…

「これ、シャオチャンにいただいた
(去年の写真集についていたプレゼント)
パシュミナです♪」
と首に巻いていたパシュミナを示す。

・・・・・

シャオチャン無反応。

あれ?これってシャオチャンが選んだんじゃないのかな?

「握手もお願いできますか?」

また、美しい会釈。

握手していただいて、
ササ「また明日も来ます♪」

これにはシャオチャン、にっこりしてくれました。

やっぱり何度も観に来てもらうことが
役者さんにとっては一番嬉しいのかな。

お礼を言って下がると、
あれ?実はササの後ろには数名の列が出来ていました。
ササ、できるだけ長くシャオチャンを見ていたいので、
他の方たちとのやり取りも遠巻きに見つめ続けます。

この方たちはほとんど万里生くんのファンです。
一通り終わったところで、ちょうど万里生くん登場。
みんな一斉に万里生くんの元へ。
万里生くん、はいは〜い♪って気さくに応じてます。

ササは浮気する気は全くないので、
そのままシャオチャンを目で追っていると
普通に歩いて帰っていました。
黒の上下の腰の後ろ側に赤くて小さなウエストポーチ。
あっさり身軽なスタイルです。
博多座の時はディーゼルの大きなバッグを斜めがけにし、
ヨガマットを抱えてたのにね。
まあ、あの時はVダンサーでダンスが大きなウェイトだったもんね。
携帯を見たりしながら、人ごみの中を駅の方へ歩いて行きます。

渋谷駅近くまで遠くから尾行を続けたけど、
駅前で見失いました。

まあ、ストーカーするつもりはないしね。
久しぶりにシャオチャンに会えて、お話ができて、
ササ、ただただ幸せ〜♪

『ファンタスティックス』シャオチャンしか見えない☆第2幕

は〜い、昨日の続きいきますね〜!

第2幕は4人がフリーズしたところからスタート。
後半はね、壁がなくなってしまったから
ミュートはプラットフォーム奥で待ちが多いの。

エル・ガヨが「みんなには少し火傷が必要」と説きます。
1幕の月と同様に、太陽を天空に美しく送るミュート。
ステージが怪しい赤い光に包まれます。

1幕とうってかわって、みんな不機嫌。
水やりのこと、プラムのことで諍い。
投げ捨てるプラムをミュートがキャッチ。

『Burnished By The Sun』
苛立つ4人の間をミュートが一人ずつはらうように
手をす〜っと上げて進みます。
この真っすぐ伸びた腕もキリリとしてとてもきれい。
視線もいいなあ…。
そしてそして、このナンバーの時に、あのピルエットが見られます。
キャッツ/ミストフェリーズでも伝説の、軸のブレない回転。
出待ちでご一緒した方が
「ミュートってキャッツのミストですよね?」って。
このピルエットで気づいたみたい。
シャオチャンのピルエットはほんと見とれちゃいますもの。

ルイザがマットをひっぱたくシーンで、
ミュート付近から音がした気がするんだけど、音出ししたのかしら?

『Grant Me In Your Minds A Month』
父親たちの指示で、ミュートは両家の間に厚い壁を作り始めます。
今度は細い棒ではなく、レンガの厚い壁。
ミュートはレンガ積みのマイムを続けます。
この時はね、客席に背を向けてるから
ステージシートの観客だけがお顔が見えるの。
ハックルビーに質問されても黙っている。
「そうか、君はしゃべらないんだったね」
黙ったまま見つめるだけ。
この表情も無垢で素敵。

なんかさあ、手を上げるだけ、黙ってるだけで
きれいとか素敵とか、ササの頭おかしいよね。
でも、ほんとなのよ。
何をしても動きが美しいの。これは冷静に判断しても確かな事実。

父親たちの野菜の歌の後、箱3つを積み上げて木になるミュート。
エル・ガヨとルイザが木に上っている間、ずっと裏側から支えます。
この姿も、ステージシートからしか見えません。
エル・ガヨのマントのあしらいなど細やかに心を配ります。

そして『Round And Round』。
ここもミュートのちょっとした見せ場。
エル・ガヨのマントを何度も全身で大きく翻します。
ほんとはシャオチャンの実力からすると、
こんな動きじゃダンスのうちにも入らないかもしれないけど、
この作品では体を動かすシーンが少ないので、
ここ、結構意気揚々と演じてる気がします。

マットの冒険と交錯するシーンでは
ルイザにマスクを渡して心を迷わせます。
ここは、マットが酷い目に遭う結構心の痛むシーンで、
この時だけは、いつも柔らかなミュートの表情も険しいの。
特にジプシーダンスの時は辛そうだった。

曲のラストはプラットフォームの全周を大きなジャンプで回って
一番奥からジャンプではけます。
狭いプラットフォームの中で大きく動くので、
何気なくやってるけどきっと難しいジャンプだと思う。

箱も楽々動かすし、小物もさりげなく扱うけど、
なかなかあんなスマートな動きはできないと思うのよね。
実はいろいろ考えたり、練習したりしてるのに
「何でもないんだよ〜」ってポーカーフェイス。

火傷をして傷つき、でも、それぞれ成長したマットとルイザの再会。
2人のラブソング『They Were You』で感動のラストへ。
ミュートは2人を見守り、ロマンチックな白い雪を降らせます。

この優しいラブソングとハッピーエンドに涙涙…。
良かったね良かったね。

最後は客席に下りて中央通路まで行き、
そのまま横に移動しなら大きくジャンプ。
客席にカラフルなキラキラを降らせてくれます。
みんなに幸せの魔法をかけてくれてるみたい。

フィナーレでも下手のバーにスルスル〜っと上るよ。
上手のバーを使った開脚ジャンプは180度以上あったと思う。
公演パンフに「アクロバティック的な動きはやったことなくて、
練習あるのみ」
とあったから、きっと相当練習したんだろうね。

カテコの時は出演者一人ずつに金色のキラキラを撒きます。
そして一番最後はね、一番キレイなシーンだよ。
他の出演者はみんな先に帰るんだけど、その時にね、
「がんばれよ」みたいに、みんながミュートに合図を送るの。
ミュートも「任せて♪」って感じに無言で応じて…そして…

ひねりのある大きなターンの周りで
金色のキラキラがステージを舞います。

客席全体が幸せな気持ちになるエンディングでした☆