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Sok San Street Boutique

カンボジアのホテル。
☆付のホテルじゃなくて、もっとカジュアルなお宿のことを
ここではBoutiqueって言うのかな。

ネットで予約を入れた時点ですぐに
「お迎え行くので到着情報教えてください」メールが来ました。
実際ちゃんとトゥクトゥクが来てくれたしね。

チェックイン後すぐに「今、支払い済ませますか?」
と聞かれたので支払うと、その度に領収書を書いてくれます。
外国紙幣に慣れずに20ドル1枚多く渡してしまっても
ちゃんと「1枚多いですよ」と返してくれる。
正直者です。

女の子たちがたくさん働いていて、
お互い拙い英語で、翌日からの観光の計画とか料金交渉。
このBoutiqueは、手配料金としてはとても良心的だったと思います。
旅行会社に頼むよりずっと安かった。

お部屋はこんな感じ。

写真は実際よりいささか立派に映りますね。
こういうところではシャワーのお湯が出るかが大きなポイントとなりますが、
シャワーからはお湯が出るけど、バスタブの蛇口からは出ない
という中途半端な状況。
なのでバスタブはあったけど、溜めずに普通にシャワーでした。
でも、シャワーカーテンはなかったです。

朝ごはんは1階のレストランで。
7時からいただけます。

焼きそば、フレンチトースト、チャーハンなど5つのメニューの中から選べます。
sasaは無難にオムレツで。

横にプールもついてました。
sasaたちはもちろん利用しなかったけど、入っている宿泊客もいました。

初日の朝が4時出発で、最初「朝ごはん用にお弁当用意しますね」
なんて言われてたのに、当日はすっかり忘れられてました。
お弁当持ってる観光客はたくさんみかけたので、
ホテルにお弁当持たせてもらうのは定番みたいです。

帰って来て「お弁当なかったよ」と言っても
「それはすみません」と申し訳なさそうに言うものの
特にフォローもなく。

もろもろ不備はあるものの、スタッフたちはみんな優しく感じがよい。

そんなお宿は2人3泊朝食付きで72ドル。カード不可、現金支払い。
このお値段なら、多少ゆるくてもまあ仕方ないかって気になります。

大失敗のクバール・スピアン

次はバンテア・スレイから少し行った「クバール・スピアン」。
こちら事前情報がなく、
ホテルのおすすめだけで行ったので大失敗。
お互い拙い英語でのやり取りで正確な遺跡名もよくわからず、
なんでも「きれいな滝がある」みたいな情報だけで行ったのが間違いだった。

はい、ここ着いたよ、
みたいに車から降ろされて、
他の人の行く方向になんとなく歩き出したのです。
するとだんだん山道になって、ん?これってトレッキング?
カンボジアまで来て必要ないのになあと思いながら
どんどん上る。
まるで地元の山登り感覚。

でも、きっと頂上には美しい滝があるのだろうと期待して。

が、頂上にあったのはチョロチョロ流れる水辺のみ。

んん?これを見るために上ってきたのか?

他に特に見るものもないので、狐につままれたような気分で下山。

あまりに不可解でなんとなくガイドブック見たら、
ええ~?
「今、人気急上昇のスポット」らしいじゃないの。
水辺にある彫刻とか全く見てないぞ~!

どうも、頂上まで行くもう片方の道沿いに遺跡があったようなのです。
片道は遺跡巡り、片道普通の自然散策だったようです。

あーこういうのがガイド付きじゃないと起きるよねえ。
車のドライバーさんは英語得意じゃないのか、
ジェスチャー会話だけだったし。

一体何やってるんだか…。

バンテア・スレイ

アンコールワット、アンコールトム、タ・プロームという
シェリムアップという拠点の町から近場が
絶対に外せない小回りコース。

そこから2日目は遠方の大回りコースをいくつか巡ります。
ホテルに交渉して、車を手配してもらい、
ガイドなし、ドライバーのみで65ドル。
旅行会社に頼むと120ドルとか書いてあるので
ほぼ丸一日チャーターと思うと、かなりお安かったのではないかと思います。

行きたかった「バンテア・スレイ」と「ベン・メリア」に
ホテルの提案で「クバール・スピアン」を組み合わせました。
朝8:00に出発。
新しくはないけど、トヨタのワゴン車のようなしっかりした車です。
ホテルでは「トゥクトゥクでも行けるよ」みたいに言われたけど、
片道2時間もかかるし、舗装もされてない道を
ガタガタ左右に揺すぶられることになるので遠距離には厳しい。

が、実際にはトゥクトゥク利用の観光客も何組か見たので
強行軍であればアリなのかも。
でも、ホテルの言い値では10ドルしか変わらなかったので、
sasaとしては車で正解!

「バンテア・スレイ」と「クバール・スパン」には
アンコールワット遺跡群の共通チケットが必要です。
なので、1日目に行ったチケットセンターにまたまた行って購入。
チケットは本当にここしか売ってないので、買い損ねたらどうなるんでしょうね。

そして、このチケットのチェック方法がまた変わっていて、
車でぶーんと移動中になにげなく検問のようなものがあって、
そこでチケットを見せます。
遺跡自体でチェックの時もあるのですが、
なんとも中途半端な場所に、チェックするお役人だけがいるという
非効率に思えるやり方なのです。
そして、チェックの仕方といえば、
チケットに載っている写真と実際の顔をしげしげと見比べるという
意外に慎重なのも不思議。

バンテアスレイの魅力は紅色砂岩の美しいレリーフ。

メインとなる画像がガイドブックに大きく扱われているので
大きな壁画なのかと思ったら、
門の上にある、意外に小ぶりなものでした。
*アイラーヴィタに乗るインドラ

*象の聖水を浴びるラクシュミー

でもとにかく美しい。
彫りが深く、影となった部分の黒がくっきり際立って
地の紅がかった茶色と黒のバランスが素敵。
その優美さから「女の砦」と言われているそうです。

はるはるカンボジアまで行くのですからこちらまで足を伸ばすのはおすすめ。

タ・プローム

アンコールトムからまたトゥクトゥクで移動して、ほどなくして
「タ・プローム」。
こちらは完全にイメージ重視。
遺跡に絡まる蔦のような巨木が
あんまり絵になるんですもの。

もともとはジャヴァルマン7世が母の菩提を弔うために建てたものが、
寺院になったもの。
発見当時の姿のまま保存されているため、
崩れ落ちた石は転がってるし、
建物を突き抜けるようにガジュマルの木が絡まっている。

sasaは見たことないんですが、映画『トゥームレーダー』の撮影場所だそうです。
文化と歴史の深みがこの雰囲気を作りだしてるんだろうな。

アンコールトム

アンコールワットの次はアンコールトム。
この2つは観光必須でしょ。

アンコールワットが1つの大寺院なのに大して、
アンコールトムは宗教都市という、少し大きなカテゴリーとなります。
総面積も広く、その中に門や寺院、周壁などが存在しており、
各所はそこそこ離れていて、sasaたちはトゥクトゥクさんに連れていかれるがままに観光。

南大門も見どころなメインゲートですが、
ここは通り過ぎただけ。
歩いている人たちもいましたが、ここから中心までだけでも1.5キロあるのです。

メインとなるのは城壁内の中心のバイヨンとなります。
こちらの特徴は観世音菩薩の四面仏尊像。
全ての塔にお顔がついています。
失礼ながら言わせていただくと、
塔の4面に微笑んだようなお顔がついているのはなかなか愛らしい。

そして、こちらもアンコールワットと同様、連子窓となっています。

そして同じく、頭を垂れる急こう配の階段。

三島由紀夫の戯曲、鈴木亮平さんが舞台をされた
「ライ王のテラス」などもここにあるのですが、それはスルーでした。