Category Archives: ミュージカル・お芝居

専門誌

総合図書館には『DD』とか『ミュージカル』とか『演劇ぶっく』とか
他にはない専門誌があって面白い。

先日hiroさんが教えてくださった2011男優部門、1位が王子で、
そりゃあ当然、と思っていたのだけど、
よくよく見ると、祐様や市村さんをおさえての…ってことなんだ。
同世代だけじゃなく、ミュージカル男優全体の中での堂々の1位。
たいしたもんだ。
そして女優1位は聖子ちゃん。
これもヅカの大御所たちをおさえてのトップ。

作品1位はロミジュリ。
で、地味に評価が高いのが『スリル・ミー』。
ニイロ兄さんのブログで何度か読んだけど、そんなに凄い作品だったんだ。

読むのは楽しいけど、舞台を観られないのは残念…。

M.クンツェ&S.リーヴァイの世界 ~2nd season~ ウィーン・ミュージカルコンサート

◆日時:2012年3月15日(木)12:00
◆場所:キャナルシティ劇場
◆出演:井上芳雄、山口祐一郎、新妻聖子、石川禅、一路真輝、土居裕子
    (スペシャルゲスト)パトリック・シュタンケ-
諸処をぶっちぎりで滑り込んだこの公演、
ほんっと無理して行った甲斐があった。

1部は『レベッカ』『マリー・アントワネット』より。
王子出演ございません。
事前に知ってたから良かったけど、知らずにいたらさぞや不安だったことでしょう。
王子が1部まるごと出ないってありえんでしょ。
聖子ちゃんが中心的役割で、自分の持ち歌でない曲もパーフェクトにこなしてました。

2部は『モーツァルト!』『エリザベート』より。
王子ヴォルフガングの「僕こそ音楽」。
音楽が好きでたまらない若者をとても楽しそうに歌います。
やっぱ王子サイコ〜!
あまりの歌の上手さにウルウル…。
王子の素晴らしさを改めて思い知らされましたよ。

あとは、王子の大学の先輩、土居裕子さんの歌の美しさよ。
sasa、おそらく初見と思われます。
確か音楽座の方ですよね。
歌の上手さがピカイチですねえ。
力んだり、張り上げたりせずに、しゃんと思いを伝える歌声です。
人としてのキャリアも感じさせます。

禅さんレオポルトと土居さんナンネールのデュエットは
声質のバランスがぴったりで究極の美しさです。

そして、もう1曲のお楽しみエリザベート「夜のボート」。
一路真輝さんはちょっと演歌調なので、涼風真世さんの方が好きだったけど、
禅ヨーゼフとのデュエットは泣ける…。

「闇広」も王子の声の後ろで抱え込むような祐様の声がいい感じ。

座長が続く王子には、今回はあくまでも出演者の1人であり、
それもWキャストだし、気が楽だったようで、とても楽しんでいるように見えました。
やはり王子は素晴らしい。
行ってよかった〜♪

チケット♪

うふふ、あるチケットをgetしました。
即完売だったあの公演です。

厄介な仕事が続いていて、休めるか確定せず、
手を出せないでいたのですが、
1つ目の山はその前に越すことが決まり、えいっ!と踏み出してみました。

実際、交渉成立後、まさしく公演時間に仕事の打ち合わせが入り、
「予定がある」で押し通してお断りしたはいいけど、
公演終了後に遠方で夜の打ち合わせとなりました。
まあ、そんなことはいいんです、昼間にお楽しみできるのならば。

かなり端っこの見切れ席ですが、あの空間にぎりぎりセーフで滑り込みです。

ミュージカル『モンティ・パイソンのスパマロット』

◆日時:2012年2月5日(日)18:00
◆会場:森ノ宮ピロティホール(大阪)
◆演出:福田雄一
◆出演:ユースケ・サンタマリア、池田成志、戸次重幸、賀来賢人
ムロツヨシ、マギー、皆川猿時、彩吹真央

ちょうどシャオチャン遠征の大阪で公演中、
それも千秋楽のお席に座ることができました。
志の輔師匠お気に入りということで気になっていた作品です。

これがさあ、ミュージカルっていうより喜劇?
見事にくだらなさまっしぐら!
これでもかとギャグで攻めてきます。
作品の良し悪しが役者さんたちの力量にかかってくる。

なんといっても成志さんだね。
これまで何度か拝見したことあったけど、
あちこちの舞台で引っ張りだこの理由が今回やっとわかった。
フランス人の罵り屋では、くだらない言葉が出るわ出るわ。
とにかく詰まることなく言葉が出続けるのは語彙の多さによるもの。
ニーの騎士での妄想話もどこまで続くのかと思うほどたっぷり。
成志さんの凄さを思い知りました。

ユースケさんはすっとぼけたアーサー王がぴったり。
座長さんなので、みんなと一緒に突っ走る訳にもいかず、
いささかおとなしかったかな。

戸次重幸さんは歌も踊りコントもいけるから、TEAM NACS観たくなるし、
賀来賢人くんはきれいなお顔立ちなのに、不思議ちゃんの妙な空気感がある。
マルセルのパントマイムもなかなか正解にたどりつかず、
それでもみんなで考え、待ち続ける時間がなかなかよい。
お話も日本仕様、それも今の日本にあわせてアレンジされていて
(とはいえ、大阪ネタの部分は全くわからなかったけど)
うまいこと日本人に通じる内容になっていました。

この日のギャグが台本どおりなのか
ユースケさん曰くの「千秋楽スペシャル」なのかわからないけど、
みなさんギャグを引っ張るから、予定の公演時間を大幅に過ぎ、
sasaはなんとかエンディングを見届けた後はカテコも見ずに駅まで走り、
帰りの夜行バスにぎりぎりセーフだったのでした。
これだけやってくれれば、ギャグも感動の域です。

シルク・ドゥ・ソレイユ『KOOZA』


◆日時:2012年2月9日(木)18:30
◆会場:福岡ビッグトップ
ありがたいことにこんな素敵な公演にご招待いただき
『KOOZA』福岡公演初日のお席に座ってまいりました。
シルク・ドゥ・ソレイユと言えば、ずっと前に『アレグリア』を観たくらいで、
今日は2回目の鑑賞。

圧巻はやはりサーカスの花「ホイール・オブ・デス」。
ものすごいスペクタクルでした。
口をポカンと開けたまま見つめてしまう
見たこともない技に加えて、
全ての演者さんの動きが美しいのは
サーカスというよりダンスを観ているようで、
sasaにとっては何よりの喜び。
しなやかな身体に焦がれます。