Author Archives: Sasa

博多座『エリザベート』2回目


■日時:2023年1月26日(木)17:00
■会場:博多座 3階B列
■出演:花總まり、井上芳雄、佐藤隆紀、甲斐翔真、
剣 幸、上山竜治、井伊 巧

1回目との違いは
シュガーフランツと剣ゾフィー、上山ルキーニ。

個人的にはフランツが一番好きなキャラです。
そして今期のフランツは万里生くん、佐藤さん、
どちらも楽しみだった。

やっぱりシュガーさん、上手だわぁ。
特に低音が深く響いていいよねえ。
で、あの母親の言いなりに印鑑をつくシーンが
万里生くんは無垢な若者なのに
佐藤さんは既におじさん顔で座ってるのが笑う。
その分、後半の重厚感がいいのよ。

そして、結婚で無知に浮かれまくってるエリザに
「皇帝に自由などないのだ。皇后も等しく義務を負う」
と諭すシーンの悲しさ虚しさに胸が詰まる。
自由にさせてあげられないことを知っているから
表情が辛そうなの。

こんな素晴らしいフランツたちですので、
しつこく言いますが、夜のボートのシーン前演出に戻してほしい。
全然すれ違ってないじゃん!

王子については安定すぎて言うことはなく。
ただ、あの最初の登場シーンのゲームキャラみたいな羽根は
なんとかならなかったのかしら。
ちょっと安っぽく見えます。
メークは前に増して美しい。
ペタンとしたお顔なのでメイクが映えますよね。
切れ長の目が美しく、流し目笑いに華があります。
お顔のファンデーションは首より少し濃い色でした。
ちょっと身体もふくよかになった?
トート閣下なのでやせっぽちより少し貫禄ある体型がいいよね。

剣ゾフィーはあれ?歌があんまり…
かなり音がずれてます。
そんなはずないよね?

上山ルキーニ、きちんとしてます。
黒羽くんの厭らしさはなかったです。

今さら気付いたけど、最初にパパが浮気してる相手は
エリザの家庭教師なのね。
歌でもやたら「家庭教師の目を盗み~♪」を繰り返すのは
そういうことだったのか。

あと、娼婦マデレーネの美麗さん、きれいですねえ。
独特の目鼻立ちで、美脚をまっすぐに開脚、
そのまま男性陣に持ち上げられるのは
体幹がしっかりしてるからでしょう。

舞台もキャストも歌もゴージャスな作品に満たされます。

第43回 新春爆笑寄席

■日時:2023年1月24日(火)18:30
■会場:福岡市民会館
■出演:柳家喬太郎、柳家三三、春風亭一之輔
■演目:

母から誘われていた日がこんな雪の日になるとは。
極寒の地面も凍る中、やっとこさ会場にたどり着くと、
会場内では何事もなかったようにみなさん着席されていました。

でも、演者さんの方も明日の移動を心配したり
お客さんを無事に早めに帰そうと
前座がなく、3人で登場してしばらく世間話して
いきなりこのお師匠さんたちの噺が始まりました。

三三さん、人間になりたかった犬のお話、
一之輔さん、嫌いな客が来た遊女が若い衆に嘘をつかせるお話
喬太郎さん、文無しの客が宿代代わりに衝立にスズメを描く話

久しぶりの寄席で、やはり落語は面白いですね。
お客さんがお話に集中してるのも好き。

真っ白


この寒波で福岡も真っ白です。
いつもは見える奥のお山も全く見えません。

温度が低いです。
温度が低いとこんなに雪がさらさら舞うんですね。
いつものべちゃっとして雪と違います。

名古屋出張

突然出張が決まりまして、
生まれて初めての名古屋。

とりあえず名古屋タワー眺めて

ひつまぶし美味しかった。

もう名古屋来ることもないかもしれないので
早起きして名古屋城見学

屏風絵は将軍の威信をかけた金ぴかの豪華絢爛。
これが名古屋ですね。

残念ながら当時のものは消失し、
全て復元なのです。

博多座『エリザベート』マイ初日


■日時:2023年1月12日(木)12:00
1幕80分 休憩30分 2幕80分
■会場:博多座 F列
■出演:花總まり、井上芳雄、田代万里生、甲斐翔真、
未来優希、涼風真世、黒羽麻璃央、原 慎一郎
松井 工、佐々木 崇、章平、加藤 将、秋園美緒
井伊 巧
<アンサンブル>
朝隈濯朗、安部誠司、石川 剛、奥山 寛、川口大地
後藤晋彦、柴原直樹、白山博基、田中秀哉、福永悠二
港 幸樹、横沢健司、天野朋子、彩花まり、彩橋みゆ
池谷祐子、石原絵理、華妃まいあ、原 広実、真記子
美麗、安岡千夏、山田裕美子、ゆめ真音
<トートダンサー>
乾 直樹、五十嵐耕司、岡崎大樹、小南竜平、澤村 亮、
鈴木凌平、山野 光、渡辺謙典
<スウィング>
廣瀬孝輔、山下麗奈

まあ、とにかくどの曲もどのシーンも名作ですね。
その上、王子トートですもの。
なんといっても良席でしたので、
みなさんの表情も動きもよく見えるのです。

オープニングでフランツたちが頭を垂れ
亡霊のように浮かび上がる姿もよく見える。

一転してシシィとパパのシーン、
いつからブランコなくなったっけ?
パパのトランクに結んだスカーフをいじりながら
「パパみたいになりたい~♪」だけでした。
ブランコこいだり、平均台したりのお転婆シシィが可愛かったのにな。

その一方、王子トートの企み顔はしっかり見えて堪能できました。
悪いこと考えてるニヤリというかシメシメというか
ほんと楽しそうです。
仕切ってるのは王子かもしれないけど、
エリザとのダブル主演なのが、少しばかり負担が少ないのかもしれない。

ネットで読んだ情報では、
日本では宝塚で始まった作品なので、
男役が主役というきまりのため、タイトルロールのエリザではなく
トートに主軸を置き、
それが東宝版になった際に、本来のエリザが主役になってよかったのですが
このようなダブル主演のようになったのですね。
すっかりトート単独主演だと思ってましたよ。

演出もセットもところどころ変わっていて、
悲しかったのは大好きだった『夜のボート』のシーン。
エリザとフランツの心のすれ違いを
2人の立ち位置と動きでも表現していたのに
今回はずっと棒立ちで見つめあったまま
表現するのは歌だけ。
う~ん…一番好きなシーンなのに…。

万里生くんのフランツはほんと素晴らしい。
ゾフィーの言いなりの若いころから
歳を経ての重厚感までどの世代も見事。
夜のボートも楽しみにしてただけに、
演出の変更が残念でならない。

あとラストの棺もただの平面の板だったっけ?
なんだかちょっと予算抑えたのかな?と思ってしまいました。

次回はエリザ・トートは変わらず、佐藤フランツ。
こちらも楽しみなんだよなあ。
ほんとはトートダンサーも推しがみつけたいところなんだけど、
人数多いしまだ見分けがつかない。