Author Archives: Sasa

東京グルメ☆

東京ご飯も写真撮ってたのに、なかなか紹介できなかった…。
観劇レポだけで数日かかってるしね。
ややちゃんにも、あの調子じゃいつになったら『RENT』に
たどりつくのかと思ったよ、と言われた。
ササもそう思ってた。

それでは、東京でいただいたご飯、いってみよ〜!


初日のランチはtakiちゃんに連れられて
渋谷のイタリアン「アンジェパティオ」さん
閑静な場所にある雰囲気の良いレストランでした。
パスタランチにデザートを追加して¥1500。
生麺好きなのよ〜。
もちもちしててソースも美味しゅうございました。
さすがにtakiちゃん、東京在住だけあって、素敵なお店をよくご存知。
右も左もわからないササには頼もしいわぁ。

お次は、2日目夜『カエサル』の前に日比谷シャンテで慌てて食べた
「空海」さんの「つけ麺 醤油味」(¥880)
つけ麺って、どこでも流行ってるよね。
スープはとんこつ味よりあっさりしたものをと
醤油を選んだけど、意外と濃厚。
平麺の食感はなかなか良かった。

そして、3日目のブランチはややちゃんと一緒に
神南のマーガレット・ハウエルカフェ
ここも静かでオープンテラスが素敵なお店でした。
「ポーチドサーモントキュウリのサラダ」ドリンク付きで¥1420。
きゅうりがこれでもかというくらいたくさん盛られていて
食べきれなかった。
秋を感じる肌寒い日で、席にセットしてあったウールの膝掛けが
ぬっくりいい感じでした。

東京のお宿☆東京ビジネスホテル

お金がないけど遠征したいという方のために(?)
参考までに今回ササが宿泊したチープなお宿をご紹介。
ネットで探した東京ビジネスホテルさん。
新宿駅から徒歩15分。
コンビニも近くて静かな場所です。

何故に安いかというと、
・建物・設備共にかなり古い(写真で見る以上の古さ)
・バス・トイレなし
・冷蔵庫なし
・クローゼットなし

逆に言えば、泊まるだけならよかろうもん。

お風呂がないのはね、大浴場があるからまあいいんです。
問題は、部屋に手洗い場もないこと。
鍵は昔ながらの、部屋を出るとガチャンと閉まってしまう
オートロックなこと。

やれやれと帰ってきても、手を洗うだけで鍵を持って
部屋を出なければならない。
手にちょっと食べ物がついたり、
お化粧中にファンデーションがついても
いちいち鍵を持って部屋を出る。
朝、寝起きの時も少しは身支度しなくちゃ出られない。

冷蔵庫がないのも、ドリンクとか翌日の朝食の買い置きができない
ので結構不便です。
部屋はタバコ臭い。

さて、こんな状況でも
宿泊代2泊で8100円なり。
とにかく資金は観劇だけに投入したいので、
この際、仕方ないね。

博多・天神落語まつり2010「今、この三人会 其の二」

◆日時:2010年10月31日(日)15:30
◆会場:福岡銀行ホール 21列
◆出演:桂文珍、立川志の輔、三遊亭歌之介

今年で4年目となる落語の祭典。
著名な落語家さんたちほとんどが、この3日間は博多に集まります。
昨日は次男と一緒にご招待の「こども寄席」
今日は「今、この三人会 其の二」に行ってきました。

この「今、この三人会 其の二」ね、
「博多・天神落語まつり」の29あるプログラムの中で、
最もチケットが取れなかった一番人気の会です。
発売日に電話を丸一日かけてもつながらず、
翌日の昼やっとこさつながった時にはもちろん完売。
ちょっとした不思議なルートで手に入れた貴重なチケットです。
お席は最後列だったけど、贅沢言ってる場合じゃありません。

ご出演の3人の落語家さんの中でもお目当てはもちろん志の輔さんね。
文珍さんは去年も聴いて、とても面白かったのですが、
志の輔さんと一緒だと残念ながら霞んでしまいます。
それほどに志の輔さんは秀逸。

今回の演目は新作落語「バールのようなもの」。
「バールのようなもの」とは「バール」なのかそうでないのか。
という、どうしてネタにしようと思うのかわからないものに注目して
それを笑いに変えるところが凡人には図りかねる才能です。
内容は、ほんっとくだらなくて、それ、どっちでもいいやん!
と言いたいようなテーマなのにそこにこだわって笑いにする。

志の輔さんを「ためしてガッテン」でしか観たことない方、
ちょっと話の上手な進行役くらいに思っているかもしれないけど、
高座でのキレはあの比ではありませぬ。
くだらない内容でありながら、知性が感じ取れます。
ほんっとあの才能を、司会のために使うのは勿体ない!

今日もまた、口を閉じる暇も無く、
アゴが痛くなる程笑い転げた高座でした。

NHK『ハートをつなごう生きようこの時を-ソニン・RENTに挑む-』

「ハートをつなごう」という難しい番組の司会を
長いこと続けているのもすごいと思うソニン。
『RENT』のミミは本当に運命的な役だったのでしょう。
悩み迷いながらミミになっていく舞台裏が紹介されていました。

ササがソニンを好きなのは、演技に嘘がないから。
役に誠実だから。
「その役っぽく見せよう」とかではなくて
「その役になってしまう」から。
サイゴンのキムの時も、感情が高ぶりすぎて声は割れるし、
カテコでは茫然自失の状態で、にっこりもできないの。
玲奈ちゃんキムは母親には見えなかったし、
聖子ちゃんキムは優等生すぎて、クリスがいなくても大丈夫。
ソニンキムはクリスに対しては頼り切る女の弱さ、
タムは自分の身に代えても守る母の強さ、
どちらもキムそのものだった気がするのです。

『ペテン師と詐欺師』ではあっぱれ☆だったし、
『戯伝写楽』の花魁も評価が高かった。
役の幅が広いのも見事!

怒濤のような感動をくれた今回のミミも
あんなに悩みながら役作りしたんだね。
当事者のミーティングに参加したメンタル面から
階段シーンの登場も何度も脚の角度や手元の位置を確認して…。
観客としては、その想いをちゃんと受け止められて良かったと思う。

期待してるのは、レミのエポニーヌ。
熱くて切ない役、ソニンには絶対似合うと思う。

ミュージカル『RENT』

◆日時:2010年10月23日(金)19:00
◆会場:シアタークリエ 4列目センター
◆出演:福士誠治、Ryohei、米倉利紀、ソニン、田中 ロウマ、Shiho、
    キタキマユ、白川裕二郎、安崎求、Eliana、Junear、
    中村桃花、汐美真帆、Spi、戸室政勝

ソニンちゃん目当てに観に行った『RENT』。
突き落とされるような感動でした。

主役のマーク;福士くん。
好きな俳優さんだけど、ミュージカルだとどうなのかな?
どこからどう見ても日本人顔なのにニューヨーカーってどう?
なんて思ってたけど、
みんなに優しい気持ちを持ちながらも
うまく立ち回れず、パートナーもいない、
「いい人だけど中ぶらりん」なキャラクターを好演。
歌も程よく上手で、慣れてない感じがかえって誠実味があって
とても良かった。

そして、注目のミミ:ソニン。
圧巻だよ。
キャンドルのシーンから、ロジャーの気を惹きたいけど不器用な
繊細でかわいいミミにウルウル〜。
切なすぎる…。
肌の露出がものすごい役なので、体もとことん絞ってます。
9キロも落としたらしい。
そのボディが見事に活かされる階段でのダンスシーン。
歌いながら踊りながら下りてくるその姿は
あまりもかっこ良く、震えがきそうでした。
歌が演歌っぽいとかいうご指摘もありますが、
ササは、あくまでも熱く、ど根性で真っすぐに表現する
ソニンが大好き♪

もともとササが何故ミュージカルに感動するかと言えば、
役者さんたちが舞台の上で、
その役を懸命に生きているからだと思うの。
精一杯生きる姿に感動する。
それを強く感じる作品でした。

当時のアメリカの状況とか、HIVの現状とかも知らないし、
ミミのキャンドルはドラッグをあぶるためのものだなんて
後から知ったわけで、
理解不足のところはいっぱいあると思うけど、
メッセージはそんなことではないよね。
ドラッグ、薬物中毒、エイズ…
命を身近に感じるモチーフとして使っているだけで、
結局は「精一杯生きよう!」ってことだと思う。
実際、ササはそういう気持ちになった。

カテコもすぐスタオベとなり、会場全体が熱い。
ステージも客席も気持ちはひとつ!
福士くん、目が赤かったのは気のせいかな?
きっとプレッシャーの中いっぱいがんばったんだと思う。

終演後、ご一緒したややちゃんに「良かったね」と話そうとしても、
感動が突き上げて来て声にならない…。
ミュージカルって素晴らしい!