Author Archives: Sasa

博多・天神落語まつり2009

今週は屋久島のお話ばかりでしたが、
今日は趣向を変えて落語の話題でございます。

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今年で3年目を迎える「博多・天神落語まつり」。
東西の噺家さん一同が博多に会して、様々な組み合わせで競演する3日間です。
志の輔さん出演の2公演はあっさりチケット売り切れで、
おばあちゃんセレクトの「団塊世代の三人会」となりました。

「博多・天神落語まつり2009 団塊世代の三人会」
◆日時:2009年10月31日(土)18:30開演
◆場所:福岡銀行本店大ホール
◆出演:三遊亭好楽/桂文珍/三遊亭小遊三

三人の中で一番の有名人は、もちろん文珍さんですが、
面白さも軍を抜いてました。
テレビではもっと早めのトークな印象ですが、落語では少しイメージが違います。
ゆた〜っとふわりふわりしながら噺が進みます。
そして、とぼけた「間」の取り方が絶妙。
歳をとって物忘れがひどくなったことをネタに枕をすすめていたのですが、
聞いてるうちに、こっちまで一緒にボケていきそうです。
話しながら、ちょいちょいご自分でも吹き出し、それがまたおかしい。
噺家さんの知名度って、そのまま実力に裏打ちされたものなんだなあと思いましたよ。

プログラムには、数々の噺家さんたちのお名前が挙っています。
他の噺家さんの高座も聞いてみたくてムズムズしてきました。
ササ、落語はまだ初心者ですからね、
ここにも、この先にまだまだ楽しい世界が広がっているようです。

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帰宅後に知りましたが、今日は三遊亭円楽さんがお亡くなりになったとのこと。
お弟子さんである好楽さんも、小遊三さんも、
そんなことを感じさせない熱演でした。
さすがはプロですね。

屋久島☆お土産編

お土産えらびは旅の楽しみのひとつですよね。
自分や自宅用に買ったおみやげをご披露☆

★屋久杉のミニ鍋敷き(安房の「杉匠」さんにて/¥683)
熱いものをちょっと置ける小さめのものが欲しくて、
かわいいヤクザルちゃんをみつけたので購入。
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★屋久杉のお箸(宮之浦港のお土産コーナーにて/¥170)
これ、長男が学校に持って行くお箸用に買いました。
箸箱を開けた時にぷ〜んと杉の香りが広がります。
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★屋久杉のしおり(空港近くの杉の舎本店にて/¥250)
無地のしおりセット5枚というのはよくみかけたのですが、
和紙にヤクジカのイラスト付きというのが気に入りました。
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★屋久杉のお盆(空港近くの杉の舎本店にて/¥2625)
これが今回の目玉かな。
屋久杉製品はどれもかなりいいお値段です。
このお盆は姿の美しさに惹かれ、なんとか手が届いたので、旅の記念に買いました。
お盆ひとつひとつ模様の出方が違うので、自分の好きな木の目を選んで。
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お店ではそれほど意識していなかったのですが、
家に帰ってなにげにおいておくと、杉の香りが漂います。
風流でよいものです。

屋久島のお宿☆つわんこさん

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屋久島で泊まった民宿は「癒しの宿つわんこ」さん。
ご主人のちょんまげさんと、女将さんとで切り盛りされてます。

ガイドブックやネットで調べて、
縄文杉登山に便利な安房地区であること、
眺めがよくて露天風呂があり、お料理がおいしいこと、
で「つわんこ」さんに決めたのですが、
何より素晴らしかったのは、お二人のアドバイスの的確なこと。
行く前からちょこちょこメールでご相談したり、
着いてからも、翌日の予定などを話していると、
聞いたこと以上のお返事が返ってきます。

そして、このアドバイスが全て大きなキーになったのです。
例えば
・縄文杉登山にだけ登山靴を用意するつもりだったところ、
 「白谷雲水峡も登山靴がよい」とメールをくださりました。
 →実際、普通のスニーカーで歩いていたら大変なことになっていたでしょう。

・縄文杉登山の登山口まではバスで往復しようと思っていたところ、
 「バスの時間に間に合わなかったり、時間が心配で焦ることになるので、
 車で行ったほうがよい」と言われ、車にしました。
 →実際、おばあちゃんがタイムオーバーでバスの時間には間に合いませんでした。
 あそこに取り残されていたらと思うと…。

・3日目の島内観光で、滝方面から時計回りにまわろうと思っていると、
 「反対周りにまわると、夕方ごろ、尾之間で温泉に入れますよ」と言われ、
 実際その通りにして、トロリとしたお湯の素敵な温泉でゆっくりできました。
 女将さんは子どもたちの様子から、温泉が好きなことに気づいていました。
 お客さんの様子をよくみてるなあと感心しました。

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まるごと一日遊んで帰ってくると、毎日おいしいご飯が待っていました。
同宿の方やちょんまげさんとおしゃべりしながら取る夕食に
子どもたちはかなり戸惑っていましたが、
これもまたよい経験でした。

屋久島レポ☆3日目

屋久島3日目は島内ぐるっと観光です。

10:30 志戸子ガジュマル園〈入場料:大人200円 小学生:100円〉
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「木根」って知ってます?
このウヨウヨ垂れ下がっているのは枝や茎ではなくて、根っこ。
雨が多いため、土からではなく空気から吸うんですって。
その根がいつしか幹になり、居場所を広げて行くので
ガジュマルは「歩く木」とも呼ばれるそうです。

11:10 永田いなか浜
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世界有数のウミガメの産卵地です。
悪天候のため、エメラルドグリーンに輝く海は見られず…。

11:40 西部林道
ヤクザルやヤクシカに会えるエリアです。
こんな微笑ましい様子や
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こんな可愛い姿に会えます。子どもたち大喜び♪
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道をふさがれて進めなくなることもしばしば…。
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13:05 大川の滝
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落差88mもある壮大な滝です。
以前から写真で見て憧れていた滝だったので、生の姿を見られて感激☆でした。

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すぐ近くには名水「大川湧水」もあります。
ペットボトルは必須アイテムですぞ!

13:50 屋久島フルーツガーデン〈入場料:500円〉
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園内をガイドのおじちゃんが案内してくれます。
ガイドブックに「散策後にはフルーツの試食」と書いてあって、
長男が過度の期待をしていたので心配していましたが、
期待以上のフルーツをいただけて、全員大満足♪
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15:00 ペイタ@尾之間でティータイム
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軽くお茶しようと、イートインできるベーカリー・カフェに入りました。
りんごのパンと紅茶でしばし休憩♪
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15:20 JR屋久島ホテルで温泉
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すぐ近くのJR屋久島ホテルへ。15:00〜18:00までは宿泊者以外も温泉が利用できます。
タオル付きで一人1000円。
温泉ならではのぬるぬるトロトロのお湯。海を見ながらの入浴です。
お土産屋さんもきれいで楽しい。入れてくれる紙袋の絵柄が素敵です。

17:15 千尋の滝
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ここも是非見たかった滝です。
巨大な花崗岩と一緒に見える景観が圧巻です。

途中でおみやげも探したりしながら、
一日かけてのんびり島内一周しました。

縄文杉登山に思う。

屋久島に向かう前から縄文杉登山についてはとても心配で、
宿のご主人(普段ガイドもされてます)にメールで相談していました。
「普段運動してないし、おばあちゃんもいるんですが、
大丈夫なもんでしょうか?」
お返事は
「縄文杉に会いたい!という気持ちがあれば大丈夫です。」

実際、やってみてナルホドと思いました。
縄文杉登山に一番必要なのは、普段の運動とか体力とかよりも
絶対に会うんだという気持ち!です。

11時間の道のりは長いし、きついし、
いつまで続くんだろうと気が遠くなるけど、
それでも、絶対に縄文杉に会うんだ!という気持ちのみで歩きます。
途中で、やめたいなあと思わないこともないけど、
もしここで、やめて帰ったりしたら、
きっと這い上がれないくらい落ち込むのはわかっています。
じゃあ、あきらめずに前へ進もう!となるのです。

宿に帰ってからご主人に
「途中で帰ってたら自己嫌悪で立ち直れなかったと思います。」
と話したら
「そういう風に思う人はちゃんとゴールできます。
途中であきらめる人は、もともとの気持ちが違うから
自己嫌悪にはなりません」って。

そして子どもは、急な山道は問題ないけど、
長いトロッコ道で飽き飽きしてグズる子がいるそうです。

でも、長男も次男も一言も愚痴ったり、グズッたりすることなく、
ゴールまで気持ちよく歩きました。
最後まで投げ出さずやり遂げる子に成長していることも
ササには嬉しかったです。

縄文杉登山をやり遂げたことは、達成感・充実感から
大きな自信につながります。
そうしたことも含めた縄文杉のPowerなのでしょう。