Category Archives: Book

歴史もの

昨日で大河ドラマ『天地人』も終わりましたね。

って、ササ見てないんですけど、
子どもたち毎週熱心に見ておりました。

男の子だからかなあ、歴史もの大好き。
それも強かったり、天下をとった人物に興味あるみたい。

図書館では一人10冊を2週間借りてきますが、
その半数以上が歴史もの。
今回のラインナップもこんな具合。
『日本の歴史シリーズ』なんて、もう何回読んだことか。
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でも、ここらでちょっとランクアップを目指そうと、
長男に提案してみました。
歴史ものと言えば司馬遼太郎先生でしょ。
有名な『竜馬が行く』はさすがに人気で貸出し中。
長男に選ばせて『義経』にしてみました。
長男個人としては、功績をあげたにも関わらず、
異母兄である頼朝に討伐された義経を気の毒に思っているみたい。

さて、お気に召すかな?
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漫画『漂流教室』

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行きがかりでなんとなく借りてしまった楳図かずお『漂流教室』。
今日は特に予定がなかったのと、
昨日からの冷え込みで風邪ぎみだったのとで、
家でおとなしく読書することにしました。

読み始めて間もなく…後悔です。
女性でもジャンプとかサンデーとか読んでる人結構多いですが、
ササ、女性向きもそんなに詳しくない上に、男性向き漫画には全く免疫がなく…。

パパも子どもの頃読んだことがあって「怖かった」と言ってたし、
今回借りて来てすぐに子どもたちも読んでいて、
「3巻あたりが一番怖いよねえ」なんて言ってたけど、
こんなに怖いなんて…。
容赦なく次々に斬り殺されるし、目をそむけたくなるシーンの連続。
気持ちの休まることなく、
でも「読み始めてしまったら最後まで読んだ方が少しはいいよ」
という漫画の持ち主さんのアドバイスもあったので、
這うようにして最後までいきました。
うーん、確かに途中よりはよかったけど、救われたという訳でもなく…。

持ち主さんは、普通の上品な読書家の奥様なのよ。
先日貸してもらったのは『いつもポケットにショパン』。
「きしんちゃん」ですよ。
同世代の方、懐かしいでしょ?
でも、読書家だけに読むジャンルは幅広く、
変わった趣向もお持ちで、今回はこれでした。

男の子漫画ってこんなオドロオドロしい世界が広がってるのね。
そして男の子たちはこんな世界が好きなのね。
それに、昭和49年というかなり昔の作品なのに、その時から
好き放題やっている人間のツケがどうまわってくるのかを
生ぬるい形ではなく、ほんとに恐ろしいものとして読者に示したのでしょう。
勉強になったわぁ…。

湊かなえ『少女』

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スタバで読書がお気に入り。
先日の長男のキャンプで早朝送った後、
午前中は読書タイムにしました。

ベストセラー『告白』に続く湊かなえ作『少女』です。
これまた会社の同僚に借りた本で、
これまた会社のみんなで回し読みしてて、
みんな口を揃えて「う〜ん」と唸ってたのですが、
ササの感想も同様かな。

プロットが凝り過ぎ。
絡み合うのはいいけど、絡まり過ぎ。
今回はちょっと無理がある気がしました。
残念ながら世の定説「2作目はイマイチ…」はそのまま当てはまりました。

でも、読み始めると一気に読んじゃうけどね。

『告白』湊かなえ

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読書家の同僚たちは話題にのぼる作家や作品はほとんど読んでます。
今回、会社の中ですごいスピードでまわっていたのがこれ
湊かなえ作『告白』。
確かに読み始めると追いつめられるように一気に読んでしまいました。

全く予備知識なしで読んだので、相当な衝撃でした。
学校のある教室で、先生が生徒たちに語るという
ごく日常的なシーンで始まるので、
学園ものかなにかのようにのんびりしてたら
とんでもない展開です。
凡人には予測できない方向にお話が進みます。
書き方も、同じできごとについて、いろんな視点から語り直されます。
なにげなく書かれていることも実は絡み合い、つながっていて、
プロットもすごいです。

うわあ、結構ショックな作品でした。

で、読み終わるとすぐに続編がまわってきました。
湊かなえ作『少女』。
1作目があまりに衝撃的だったので、
2作目に対するみんなの評判はイマイチなのですが、
今のササとしては、読まずにはいられない心境です。

重松清

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先日の長男の音読で気になる作家となった「重松清」。
会社で本好きの同僚にちょっと話してみると、
「じゃあ、これ読む?」って
魔法のように即座に3冊も出てきました。
「なんでこんなにジャストタイミングで持ってるの?」

ということで貸してもらって、一番薄い『くちぶえ番長』からスタート。
『小学四年生』に連載されたということで、子どもでもスラスラ読めるお話です。
ちょっとお説教臭くもあるけど、人の弱いところをよく突いてくるよね。
子どもたちにも読ませたら、2人とも2時間くらいであっさり読みました。

次は『小さき者へ』を読んでいるところです。

貸してくれた同僚によると、重松清自身が
「泣かせるものならいくらでも書ける」って言っているらしく、
そんなこと言われると悔しくなるけど、
まあ、仕方ないか…と思えるくらい
よくもまあ、こんなに人の気持ちをリアルに描けるもんだわ。