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帝劇『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』


■日時:2023年7月11日(火)18:00
1幕70分 休憩25分 2幕80分
■会場:帝国劇場 Ⅾ列サイド
■出演:望海風斗、井上芳雄、松村雄基、上川一哉、K、中井智彦、加賀楓 他

いやあもうこれはエンタメの極地です。
とんでもなくゴージャス☆

ナイトクラブの花形スター・サティーン(望海)と
貧乏作家クリスチャン(井上)の恋物語。

会場入った時点でこの煌めく真っ赤なステージです。
これだけ作りこめばチケットも高くなるわなあ。
開演前からダンサーたちが登場し妖しい視線を投げかけます。

いったん全員はけて10分後くらいで開演。

ナイトクラブが舞台ですからね、
そりゃあダンスが素晴らしいわけですよ。
それも裏の世界なので妖艶さがたまらんっ!
ちょっと『TDV』を思い出しましてね
ここにシャオチャンいたらなあ…なんて。

で、盛り上がってる中に王子はやけにのっぺりしたメイクで現れます。
ここで華があってはいけませんからね。
売れない台本作家ですので、できるだけオーラを消す。
ダンサーたちのプロの踊りの中に
リズムにノリノリくらいのダンスで合わせ、
ハイレベルなとことはさりげなく外れ、
ラストのキメのところだけ戻ってきてポーズ。
これ笑ってしまった。
祐様がよくやる手だよね。
王子は踊れないわけじゃないけど、
あのダンサーたちについていくのはそりゃ無理だ。

クラブのオーナー・ジドラーは松村雄基さん。
松村さんと言えば大昔の不良役のイメージ。
舞台では初見です。
おそらくね、さとしさんほどはミューファンに近くないから
最初は距離感があってちょっと心配したけど、
後半馴染んできました。

そしていよいよ望海サティーン登場です!
ブランコで空中から舞い下ります。
ここだけでも光り輝いてますよ。
そしてダイヤモンド型のステージ上で歌い踊る。
ここはねえ、さすがは宝塚!
どうだ~!私を見て~!
レビューやショーはお手の物だろうから
華麗であり風格があり魅せ方の下地が違いますね。

そんなサティーンに心奪われた王子の「Your song」
これほんとに涙が出ました。
映画『ロケットマン』とも状況は違うし
訳詞もユーミン。
でも、クリスチャンのサティーンに出会えた喜びが溢れてて
「愛っていいよなあ」って。
サティーン×クリスのデュエットで、
望海さんも王子も歌がパーフェクト。
ですが、望海さんちょっと歌が強いかなあ。
王子はいつもなら相手を立てて少し引くのですが
なぜか今回は二人揃って強く盛り上がっていく。
ので、ちょっと声がぶつかってた気がします。

ミュージカルといえばコミカル3人組のような設定が必ずあって
珍しいことに今回は王子もその中の一人。
中井サンティアゴ、上川ロートレックとともに
ドタバタします。
中井さんは歌唱指導もされるほど歌が上手ですが
ちょっとお太りになった?
パリ随一のタンゴダンサーですからね、
ぽっちゃりしてるのがちょっと笑ってしまう。
上川さんとの3人組は声のバランスもよくて楽しい。

後半で楽しみにしていたのが「ロクサーヌ」。
もちろんスティングの歌声も好きですが
映画で超低音のダミ声でアレンジされてたのが新鮮でかっこよく
どうなるのかなあと思っていました。
中井さん上手だし歌うのかなあって。
実際はクリスチャンでした。
さすがにダミ声ではなくいつものクリアな声で熱唱。
これは期待していただけにちょっと残念。

お話は映画とは少し違っていましたが、
映画同様サティーンの人生は残り僅か。
これを仲間に伝えるシーンで
「同情はしないで。ステージに全てをかけるからみんな協力して」
みたいな台詞があるのですが、
ここでボラプを思い出してしまったわ。
フレディが練習中にメンバーにHIVを告げるシーンと被った。
水を差して悪いけど、結核とわかっているのに
クリスチャンとさんざんキスするってどうなん?
とも一人突っ込みいれました。

ラストの泣き崩れるシーンでは王子汗だく。
今回良席だったのでお顔もよく見えて
前半から汗ダラダラだったのですが、
ラストは革ジャン衣装だったのでより一層。

カテコは定番があってみんな手拍子で楽しんだ後は
きっちり終了。
カテコも上演の一部のような。
おねだりカテコは無しでした。

歌、ダンス、キャスト、舞台、演出、全てがゴージャス☆
チケット代が高い!が、マチネのダポンテのことを思うと
お金と豪華さはある程度比例しますね。

そして今回改めて思ったのは王子の声は唯一無二だなあ。
デュエットでも大合唱でも王子の声は少し高いところにいて
そこから他の声を包み込むイメージ。
そしてその声のまま、カンパニーのみんなを包み込んでるんだろうなあ。

もう一公演、次は平原サティーンです。

音楽劇『ダ・ポンテ~モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才~』

■日時:2023年7月11日(火)13:00
1幕65分 休憩20分 2幕85分
■会場:東京建物Brillia HALL
■出演:海宝直人 平間壮一 相葉裕樹 井上小百合
田村芽実 青野紗穂 八十田勇一 他

「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」などを
4年半の間にモーツァルトと作り上げた
台本作家ダ・ポンテの回想録です。

ムーラン遠征にあわせた公演がこの時期なくて
海宝君目当てに取ってみました。
会場入ってすぐ見えたステージは…
あちゃーお金なかったんだろうなあと感じさせる
簡素な舞台。

海宝君はほんとうに歌が上手で
平間モーツァルトはダンサーなだけにものすごく動きが軽やかで
やんちゃさが身体で表現されていました。
奥様の青野さんとのカップルも考えが浅くて浪費しちゃうけど
相手の意思を尊重して楽しく生きている姿は可愛い。
平間さんは歌はちょっと粗かったけど、
女性陣はみなさんレベル高かった。

そして、田村芽実さんが一番印象に残りました。
最初は初恋の許されぬ恋、
同じ田村さんがその後の奥様を演じられるので
地味だけど普通の幸せが掴めてよかったなあと。
包み込むような愛に溢れていました。

ミュージカルのワクワク感が乏しかったですが
力を合わせて作り上げたんだろうなあというのは伝わって
ラストのハッピーエンドにほのぼのしました。

素晴らしかったゾウ

FNS歌謡祭に登場したそうですね。
どのシーンだったのかしら。
帰って録画観るのが楽しみ♪

ぎりぎりセーフ


骨折の経過。
1日早めてレントゲンを撮ってもらい、
順調に回復してるということで、
シーネからサポーターに変更。

シーネは包帯が緩むと靴ずれがひどくて
内出血にまでなってしまい
骨折よりも靴ずれで痛かったので
外れて嬉しい。

ぎりぎり遠征に間に合いました。
これでソロリソロリと出かけることにします。

予習


遠征に向けて映画版で予習。

以前観たことはあるのだけど、
ストーリーすっかり忘れてたよ。

この作品のためのオリジナル曲というのはなくて
これまでのヒット曲のメドレーなのね。

そしてメインとなるのが、sasaの大好きな「Your song」。

去年の秋のNHK「ミュージカルTV」で王子が歌ってくれて
無邪気に喜んでたsasaですが、
この作品の伏線だったのね。

ちょっと気になるのは、今やトップもトップのベテラン役者である王子が
「駆け出し作家」になれるのか?
イメージ的には今駆け上がり中の甲斐君の方があってるのかも?
なんて心配してしまうのであった。