Author Archives: Sasa

子ども自慢☆

犬も食わない子ども自慢シリーズです。

昨日、子どもたちをおばあちゃんに貸し出しました。
おばあちゃんが実家のみかん収穫の手伝いに行くので
「一緒に行く?」と聞くと
2人とももちろん「行く行く!」

「遊びじゃないとよ!仕事やけんね!
しっかりお手伝いしてくるんよ。」と送り出しました。

夜おばあちゃんおじいちゃんと一緒に帰ってきましたが、
おばあちゃん曰く
「2人ともすごい戦力やった。いつも厳しくされとうだけあるね。よく働く。」
実家をついでいる従兄弟も、最初は挨拶もろくにできない細っちい男の子たちなので、
全く期待してなかったようですが、
2人が黙々とみかんをちぎり続け、みかん箱が何箱も埋まっていく様子を見て
「来年は迎えに行くけん、泊まり込みで手伝いに来い!」。
最後はお小遣いまでくれていました。

無理をしないで、きつい思いもせず、なんとなく終わるより
きつい所をがんばって、やり遂げた喜びと周りの評価を得る方が
何倍も本人の自信と力になるというのがササの方針です。

おばあちゃんも孫たちの活躍に大満足。
ササも誇らしいですわ。

いをり@飯塚でランチ

昨日は嘉穂劇場、せっかくの飯塚ですから、
お気に入りの「いをり」さんでランチ。

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いをりランチ(¥1000)です。
料理の一品ずつを丁寧に説明してもらったけど覚えきれず。
とにかく、お肉は使わず、無農薬野菜を皮ごといただきます。
どれもお野菜の自然な美味しさが楽しめます。
かといって、ガチガチの完全なマクロビではないところが
肩に力入れずに済みます。

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デザートがあるのも嬉しい。
アールグレイのシフォンケーキを
レモングラスとカモミールのハーブティでいただきました。
ごちそうさま☆

舞台『印獣』

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出演:生瀬勝久、池田成志、古田新太
   三田佳子
作 :宮藤官九郎
演出:河原雅彦
で、
舞台は嘉穂劇場
となると「役者は揃った」ってところでしょうか。

森の奥の洋館に招待された3人の作家(生瀬、池田、古田)。
館の女主人長津田麗子(自称大女優)に地下室に閉じ込められ、
彼女の自伝を書くように命じられます。
その報酬は夢のような印税生活。
さて、なぜ彼らが選ばれたのか。自伝は書き終わるのか。

池田さんは存じ上げませんでしたが、
生瀬、古田ご両人が一筋縄ではいかない役者さんであることは周知ですよね。
そこに突如として現れる三田佳子。
三田さんの存在感、凄まじかったです。

こんなへんてこなお芝居のオファーを受けたことだけで
「大女優」の器の広さを感じます。
ラップを踊ったり、かぶり物をしたりして思いきってはじけ、
終始イジられ続けますが、とてもチャーミング。
すごいわ、三田佳子。

お話の方は、狂気が最後の方で長津田麗子から他に移り、
ちょっと訳わからなくなって終わっちゃいました。
もう1回見てしっかり理解したかったけど、
幸か不幸か今日は大千秋楽。

カテコでは生瀬さん、三田さんからご挨拶があって、
最後は客席と全員での三本締めで終わりました。

客席には河原雅彦さんの姿もありましたよ。

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子どもたちのNEWチャレンジ☆

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半年間多いに楽しんだチャレンジスポーツクラブも12月で終了なので、
次は何しようかなあ…
と、今度は一輪車にチャレンジすることにしました。
「一輪車教室」3月まで10回の教室です。
バランス感覚は子どものうちに鍛えなきゃ☆

でもね、「教室」だというのに、
実際には参加者の半分以上がスイスイ乗れるのよ。
習う必要あるのかしら?
高学年なのに初心者のササ家の子どもたちは気まずそう…。

それに一輪車って女の子に人気なのね。
参加者の8割くらいが女の子。
「一輪車といえば女子よ!」と子どもたちが主張してたのもホントみたい。

とはいえ、せっかく来たのですから練習しないと!
まずはスケートのように手すり磨きです。
ササが片手を支えて、手すりを離れてみるけど、
なかなか上手くいきませんなあ。

でも、腰骨を立てて姿勢をしゃんとしないとバランス取れないので、
姿勢の悪い2人には良いかもね♪
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NHK「池澤夏樹の世界文学ワンダーランド」

先日なにげにテレビをつけると、
いきなり『ジェイン・エア』の本が映りました。
あれあれ?この番組なに?って見ていると、
作家の池澤夏樹さんが本を紹介する番組のようです。

今回取り上げるのはジーン・リース作『サルガッソーの広い海』。
ササ、読んだことありません。
『ジェイン・エア』を裏返す作品ということでした。

『ジェイン・エア』で、主人公のジェインは
家庭教師として務めるお屋敷の主人、ロチェスター氏を好きになるのですが、
ロチェスター氏には、実はお屋敷の奥に幽閉する狂気の妻がいるのです。
「見た目も酷く、植民地生まれで」と狂気の妻を描写するところがあって、
ジーンはこの、悪意を持って使われた「植民地生まれ」という表現に反応したのです。

『サルガッソーの広い海』の主人公アントワネットは
イギリスの旧植民地ジャマイカ島生まれで、
女性、イギリス人、白人でありながら貧しい…などの意味で弱い存在。
元奴隷たちの襲撃など様々な運命を経て
イギリスから来た男性と結婚し、イギリスに渡る。
憧れていたイギリスだったが、いつの間にかバーサと呼ばれ、屋敷の中に閉じ込められ…。

そのイギリス人男性がロチェスター氏であり、アントワネットが狂気の妻である
と読者が気づいたところで、『ジェイン・エア』と結びつくわけです。
悪くばかり書かれている狂気の妻の視点で物語を紡ぎ直す。
やられた!って感じですね。
実際に植民地生まれの女性である作者ジーンが
その不安定な境遇と、社会の偏見、それに対する怒りを
こうやって仕返ししたのね。

国家、民族、階級、宗教、文化、歴史…
外国の小説や映画には、その背景が深く関わっています。
それって日本人にはなかなか理解が難しい。
なので、その複雑な結び目を解いてもらうと「はぁ、そうだったのか」
と素直に感動します。
そんな奥深さが好きなのです♪